2009年4月28日(火)〜29日(水)中央アルプス千畳敷(単独)

kaki62009-04-30

4月28日(火)19:20新宿高速バスターミナル―(京王高速バス伊那飯田線)―22:50駒ヶ根インター―(タクシー)―23:00ホテルビュー四季泊
4月29日(水)7:12菅の台バスセンター(伊那バスロープウェー線)―7:51しらび平―(ロープウェー)―8:40千畳敷―10:00極楽平―宝剣岳(断念)―西側斜面を滑走―13:30千畳敷カール(二の沢)滑降−15:30しらび平―17:50駒ヶ根インター―21:15新宿

記:ついに千畳敷カールを滑るチャンス到来。前日に駒ヶ根のホテルビュー四季を予約。できるだけ早いバスにのるべく仕事をこなし、なんとか新宿発19:20に滑り込む。ゴールデンウィークだけあり混んでいる。駒ヶ根インターでバスを降り、予約していたタクシーに乗り込み、ホテルへ。温泉はなかなか。翌日晴天。ホテルでしっかり朝食をいただき、菅の台バスセンターへ。山スキーをかかえた人々が続々と集まる。細く険しい山岳道をバスが登っていく。いつものことながら運転技術に感心。途中カモシカに会う。しらび平からロープウェーで7分30分ついに千畳敷に到着。予定通り極楽平にむけて登り始める。多くは乗越浄土方面(右側)に登るようだ。途中までシールで歩き、つぼ足へ。今考えるとこの時点でアイゼンをつけておくべきだったのだが、最後10メートルほどが急斜アイスバーンで一歩が出ない。震える体をおちつけ、足場を確保し片手でアイゼンをなんとかつけ難を逃れる。大いに反省。稜線はすばらしい。当初、宝剣岳を越えて木曽駒が岳に行く計画であったが、足場が悪く断念。逆走の地元の方もスキーを担いでの宝剣岳越えは危険との助言であった。稜線でしばし休憩。が、次の瞬間。本当に一瞬のできごと。弱い風に左スキーがあっという間に流されてしまった。西側に。樹林ひとつないカール。ああ救出は絶望的。これでは、千畳敷カールの滑降は水の泡、それよりも急斜のカールを下るのはかなり危険ではないか。まだ時間はある。まずは往復1時間と決めて探しに行くことを決意。だめならつぼ足アイゼンで降りる。結果は幸運。なんと、500メートルほど下ったところの雪に埋もれている我がスキー発見。直ちに救出。なかなか良い斜面なので少し登り返して滑降を楽しむ。そして、最後に千畳敷カール(第二の沢)を大滑降。反省も多い1日であったが、今後につながる経験であった。