津軽こけしまつり

津軽こけしをみたいねと、秋休みは津軽方面への旅行を計画していた。
そんな矢先、今週末に津軽こけしまつりが行われることを知ってしまった我々は、どうしようかと思案した末、せっかくの機会なのでがんばって津軽まで行くことにする。

金曜日。仕事を終えて、北上開始。湯沢から高速に乗り、紫波のSAで夕食をとり、先を急ぐ。21時過ぎ、弘前のホテルに到着。

翌朝。まつりでは人気工人(盛美津夫工人、奥瀬陽子工人)のこけしに対して、8時から購入権利を決める抽選を行うとのこと。7時15分すぎに弘前を出て、津軽こけし館へ。

8時すぎ、ぞくぞくとこけしマニアたち(おそらく)が集まってくる。そして、盛美津夫工人こけし3体、奥瀬陽子工人こけし10体に対して抽選が行われ、私は、奥瀬陽子3番を引き当てる。夫は購入権利を得られず、メイン会場への列に加わる。

9時、津軽こけしまつり開場。想像以上の盛況ぶりに、楽しさこの上ない気持ちになる。メイン会場へいく方たちとは別に、購入権利を得た13人は会場脇の特別ブースに案内される。奥瀬陽子工人のこけし10体を前に緊張と興奮で激しい動悸がする。前2人の動向と後ろ7人からのプレッシャー!?に気を配りながら、感覚を研ぎ澄まし、全神経を集中して我が家に引き取るこけしを選ぶ。そして。4寸のかわいいこけしに決める。

そして、メイン会場へ。入口の2尺こけしに目を奪われるも、先を急ぐ。心のままに、合計7人を我が家に連れ帰ることとする。

興奮もようやく冷めてきたところで、2階のこけし博物館へ。お目当てのもんぺりんごたちを愛でる。不思議なことに、シスターズにはいつまでも見飽きない魅力がある。



11時過ぎ、心満たされこけし館をあとにする。

お昼は黒石焼きそばを食べに秋元食堂へ。太麺のソース焼きそばと、それをめんつゆでいただくつゆ焼きそばをいただく。ひっきりなしにテイクアウト焼きそばをもとめにお客さんがやってくる。黒石の食文化を感じる時間であった。

今宵は鉛温泉 藤三旅館湯治部で骨休め。

心身が癒された週末であった。